アラブの春

地中海沿岸北アフリカはチュニジアから始まりエジプトそしてリビアと

波及していった中東の民主化革命をプラハの春になぞらえてアラブの春と言う。

中東でもペルシャ湾岸諸国は地中海沿岸とは違って民主化運動が成功していない。

先週末 中東問題が専門の国際学者 酒井啓子氏の話を聞いてきた。

風邪をひいておられるとかで調子が悪そうでしたが 私の好きなあのユーモアのある

さっぱりした話し方でわかりやすくお話しされました。 本当に素敵な方です。

なぜ地中海沿岸は成功したか、なぜバハレーン、シリアというペルシャ湾岸は成功しなかったか。

一つには石油利権が絡んでいるようです。

欧米が取引する相手として政府内の誰と取引するのが有利であるか。

民衆を応援するほうが有利なのかそれとも政府を応援するほうが有利なのか。

ここでもやはり主導権は欧米のようです。

ところで、プラハの春はチェコスロバキアで1968年の春から夏にかけて、

一連の自由化政策がとられたたが8月に、ソ連・東欧軍の介入により弾圧された。

束の間の民主化で有ったようです。

アラブの春はどのような経過をたどるか興味が有るところのようです。