現在当院では呼気中の一酸化窒素というものを測定しております。
まだ、実験的に測定が試みられている段階で万能なものではないとは言われていますが、気道炎症の指標として期待されています、
この検査の長所は測定に関して完全に非侵襲で体への負担はありません。
患者さんの吐いた息を風船のような密閉容器にいただくだけです。
気管支喘息は先ず気道粘膜の炎症が有りそれによって気道が狭くなり過敏になってしまいます。よって気道の炎症をチェックすることは気管支喘息のコントロールの指標としてとても期待されています。しかし今現在簡単に侵襲なくこの炎症を測定する方法は有りません。
この呼気中の一酸化窒素測定は期待される検査方法です。
但し同時に必要な呼吸機能検査は費用がかかりますが(保険適応)呼気一酸化窒素測定は「現在」は費用がかかりません。
PS:国立病院機構相模原病院で研究の一環として測定されます。当院でとった呼気を送って測定していただきます。