ほうれんそうから検出された放射性ヨウ素に注目が集まっています。
そこで神奈川県の飲料水から検出されている放射性ヨウ素について調べてみました。
<神奈川県衛生研究所でのデータから>
ヨウ素 3月18日 不検出
3月19日 0.43ベクレル/飲料水1kg
セシウム 3月18日19日とも 不検出
原子力安全委員会の決めた飲料水一kg当たりの放射性ヨウ素の安全基準は
300ベクレル/kgです。
*ベクレルとシーベルトの関係*
(すみません、下記のように訂正しました。)
0.019μSvのγ線曝露≒放射性ヨウ素1ベクレル
ここで放射性ヨウ素に関しての話をします。
ヨウ素は甲状腺に集まります。
よって放射性のヨウ素を内部被ばくすると
甲状腺に集まり甲状腺がんができやすくなります。
ウクライナのチェルノブイリ原発事故では
誠に不幸なことに子供の甲状腺がんが多く発症しました。
そこで被ばく直前や直後に放射性ではないヨウ素剤を服用し
甲状腺をヨウ素で一杯にしておけば
そのあとに入ってきた放射性ヨウ素の入る隙間が無くなります。
又、40歳以上の大人が放射性ヨウ素を取りこんでも癌の発生は
無いと言われています。
よって40歳以上にはヨウ素服用の適応は有りません。
WHOでも18歳以下では放射性ヨウ素420ベクレル以上で
ヨウ素剤の服用を勧めています。
再度現在の横浜で観測されている放射線(γ線)は50nSv/h以下です。
東京からニューヨーク空の旅;190,000nSv
年間人一人が自然に受ける放射線の量;2,400,000nSv
又。ブラジルの有る地域では年間10,000,000nSvの放射線を受けているが
他地域と比べがんの発生が多くは無い。
(但し日本人のように長寿ではないので同一線上で比較はできないが)
いろんな風評が有りますが実際の数値や科学的な論拠に基づいて
考えていくことが大切だと思います。