君主論

君主論とは「君主は法」という考えである。

マキャベリが考えた為マキャベリズムという。

君主論が世に出るよりもずっと前にその思想を説いたのが

中国戦国時代燕の韓非子である。始皇帝はかれの考えをもとに政治を行った。

要するに君主である始皇帝の考えが全てで有ると言う完全な独裁主義。

強力な政権で有ったが一代で終わる。

始皇帝の造った秦の後に続く楚漢戦争で戦った項羽と劉邦。

二人には大きな違いが有った。

項羽は戦った相手を完全に叩きのめし降伏しても許さなかった。

人民に対しても容赦が無かった。劉邦は敗戦相手にも緩い情のある扱いをした。

結果はご存じのとおりである。

信長は自分に歯向かうものにはやはり容赦無かった。

カルタゴのハンニバルの戦い方も戦法は後世に称賛されるが

対戦相手には極めて過酷な対応をした。

彼は優秀な将軍だったが最後は国を追われ亡命国で悲劇的な末路をたどることになる。

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