大腸CT検査も大腸内視鏡検査も昨年4月に導入して1年になりました。
1年間での件数は、大腸内視鏡検査:81例、大腸CT:102例でした。
ご高齢の方が多く大腸CTを選択すること多いことや、大腸CT目当てで来られる方もおりやや大腸CTが多くなったようです。
それぞれについて簡単にまとめておきます。
大腸CT 101例
年齢: 平均70.4歳(38歳~89歳)
大腸CT選択理由: 過去の内視鏡の下剤が辛かった(11人) 過去の内視鏡が辛かった(13人) 過去に内視鏡入らなかった(6人) 高齢(16人) 内視鏡よりCTを希望(46人)など
6mm以上のポリープ指摘(15症例) 6㎜未満のポリープ指摘(19症例) 進行がん(0症例)
→このうち4人の方で内視鏡検査施行。3症例4病変は大腸CT通り病変ありそのまま内視鏡的に切除しました。1症例は、内視鏡で病変無し(大腸CTでは残っている便の可能性もあったが、病変である可能性が否定できないため内視鏡検査を行いました。)
大腸内視鏡検査 81例
観察のみ(生検による組織検査含む) 35例
ポリープ切除 46例(腫瘍性病変44例) ポリープ切除後出血なし。
進行がん0例。 早期がん1例。
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大腸検査の話をするときは、少し時間がかかりますが基本的に両方の検査をお話するようにしています。明らかに大腸CTのために来院された方はかなり知識をお持ちの場合が多くあまり内視鏡のお話はしませんが、それでも大腸CTの内視鏡と比べたデメリット等はお話しています。一方で、若い方の初回の検査の場合は基本的に内視鏡を選択しますが、一応大腸CTのお話もするようにしています(大腸CTをやっているのに説明しないのは不親切と思っていますので。。)。
どちらも専門的にやっておりますので、気軽にご相談ください。
副院長