ロムルスがローマを建国してから約700年が経過。
カエサル(シーザー)が暗殺された後は
カエサルの養子であり後継者に指名していたオクタビアヌスとアントニウス、
レピドゥスの三頭政治が始まる。
後にアントニウスはクレオパトラと結婚してオクタビアヌスと
戦うことになる。
クレオパトラはなんとかしてエジプトの独立を保とうと画策したのだ。
戦略を持って近づいて行ったカエサルといいアントニウスといい
志半ば皆亡くなってしまう。
その結果クレオパトラは自殺してしまう。
それはエジプト・プトレマイオス朝の滅亡に繋がり、
エジプトはローマの属国になる。
その後オクタビアヌスは共和制復活を宣言するが帝政の確立をも
着々と進めていく。
オクタビアヌスは元老院からアウグストゥスの称号を受け皇帝となる。
偉大なるローマの初代皇帝の誕生だ。
なぜカエサルは暗殺されオクタビアヌスは皇帝になれたか・・
カエサルは権力を自分に集中させる政策を撮りすぎた。
オクタビアヌスはカエサルの轍を踏まないよう慎重に行動していた。
即ち自分自身が居なければ国が立ちいかないように制度を作りながら
権力を与えられようとすると辞退辞退した。
要らない要らないと言いながら結局権力を自分に集めて行った。
彼が王位に就いてから五賢帝時代までの200年間は
ローマ黄金時代所謂パクスロマーナと言われた全盛時代である。