最近あまりニュースでもやらなくなりましたが、コロナ患者さん増えています。熱および咽頭痛がある方に検査するとほとんど陽性の印象です。
いくつかよくある質問などありますのでまとめておきます。

Q.　自宅で抗原検査したら陽性だった。薬が欲しいがどうしたらいいか？
A.　R5.8.1より電話による診療、投薬ができなくなり、希望される方には受診頂いております。通常の発熱外来と同様、時間指定しておりますのでお電話ください。

Q.　コロナの薬はありますか？
A. 当院では、コロナに対すると治療薬（ラゲブリオ、パキロビット、ゾコーバ）はお出ししておりません。ラゲブリオは重症化を約30％下げる薬、パキロビットは重症化を約80％下げる薬、ゾコーバは症状出現期間を短くする（約1日）薬です。このうち、パキロビットおよびゾコーバは飲み合わせが悪い薬が極めて多く、感染対策をしつつ詳細の内服薬の判断も難しい状況ですので、お出ししておりません。またラゲブリオは、飲み合わせの面は問題ないのですが、重症化リスクの高い方のみで適応であることと、重症化予防効果もあまり高くないこともあり、こちらもお出ししておりません。また、初期のコロナと異なり、肺炎に至る例も極めて低いこともあり、総合的に判断し当院ではコロナに対する治療薬は処方しておりません。
追記）以前は自己負担はありませんでしたが、R5.10から3割負担の方で9000円となっております。

Q. 自身で抗原検査したら陰性でしたが、検査は必要でしょうか？
A. 自宅で陰性でも、実際にクリニックで検査したら陽性の方もたくさんおられます。薬局で売られている抗原検査キッドも鼻からの検査かと思いますが、自身で行うとあまり奥まで入れられなかったり、時間が短かったりするため陰性と出てしまうのではないかと思われます。症状からコロナが疑わしい場合は、再度検査させてもらっています。

Q. コロナワクチンに関して
A. 現在主に使われているオミクロンBA5などに対応したワクチンは9月19日で終了し、9月20日以降は現在主流と考えられているオミクロンXBB対応のワクチンのみとなります。当院でも9月下旬ころより、オミクロンXBB.1.5対応1価ワクチンを開始する予定です。

また適宜更新していきます。

副院長