昨年日本で成人に承認された肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)の接種も開始しています。

肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)に関してのお知らせです。

定期接種(現在は65歳時)で打てるワクチンは、ニューモバックス(PPSV25)でした。
ただ5年で効果が乏しくなることもあり、5年毎の接種が推奨されておりました。

一方別のワクチンとしてブレベナー(PCV13)というワクチンは以前からありました。こちらは、一度打つと一生涯免疫がつくと考えらているのですが、
対応する血清型の種類が少ないのがネックでした。(肺炎球菌にもいろいろな種類があり、その中のどれくらいカバーできているか、という意味です)
ニューモバックスは25で、プレベナーは13と結構差がありましのたので、ニューモバックスを5年毎に打つのが主流でした。

しかし、昨年2024年8月に海外に遅れて、プレベナー20が成人に承認されました。
プレベナー13と比べて対応する血清型が多くなっており、海外ではすでに主流となっております。

現在、プレベナー20は任意接種のみで定期接種はありませんが、65歳で初めてワクチンを打つ場合は定期接種のできるニューモバックスもよいですが、
それ以外の方の場合は、基本的にプレベナー20が推奨かと思います。

(なお、もう一種類バクニュバンス(PCV15)というワクチンもありますが、今回は省略します。基本的にはプレベナーと同じタイプのものになります)